私は元プロの奏者だった父より、3歳からヴァイオリンの手ほどきを受けました。最初の頃は遊び半分で楽しく楽器に触れていました。しかし成長するに従って父の指導は厳しくなり、まるでアニメ「巨人の星」の主人公の父親「星一徹」のようなスパルタ教育を受けました。私は心を閉ざすようになり、ヴァイオリンを弾くことが大嫌いになりました。小6になった頃「ヴァイオリンをやめたい。練習をしたくない」と勇気を奮って父に告げました。驚いたことに父はあっさり「わかった。音楽で飯を食うことはないということだな。」と言い放ち承諾しました。しかし間もなく私が取り組んだのはギターでした。やはり音楽が大好きだったのですね。当時フォーク全盛の時代で「サイモン&ガーファンクル」「かぐや姫」「井上陽水」など綺羅星のごとくシンガーソングライターがいました。彼らへの憧れは強く、仲間と共にバンドを結成しギターを習得し作詞作曲をし、コンサートでステージに立ったりラジオにオリジナル曲を投稿したりしていました。もう一度音楽が遊びになった瞬間でした。今でもその時代が最高に輝いた日々だったと感じています。そして高校時代が終りに近づいた頃、シンガーソングライターへの道をあきらめ、音楽大学に進むことを選びました。今度は自分自身で決めたことでしたから前向きに取り組めました。もう一度ヴァイオリンに取り組みました。また楽譜を読んで歌うこと、全く弾けなかったピアノを習得すること、音を聞いて楽譜に記載すること、楽典にも必死で取り組みました。音楽大学でも学び続け卒業が近づいたある日、オーケストラ団員になるか中学校の音楽教師になるかの選択を迫られました。私は迷わず音楽教師を選びました。それは次代を担う子どもたちに音楽することの喜びや楽しさを伝えたいと強く思ったからです。音楽を生活の一部として楽しむことの素晴らしさを伝えたいと思ったのです。日常の辛いこと悲しいことを癒してくれるのもまた音楽だということも教えたかったのです。この思いをこのスクール運営にも生かしています。地元別府の地で3歳からシニアの方までが音楽や絵画を楽しんで学べるスクール、そして受講生お一人お一人のやってみたいと思うニーズにお応えできるスクールが「SHINTAKUミュージック・アートスクール」なのです。

私たちは受講生のニーズにお応えするとともに、お一人お一人の才能を見つけさらにそれを伸ばしていくことを一番の喜びとしています。1セッションごとに予約・受講することができます。音楽も美術も学べる、これまでにはなかった芸術スクールです。スクールに参加して、我々プロの芸術家とともに楽しみながらあなたの才能を見つけ、伸ばしていきませんか？お申込みお待ちしております。まず初回カウンセリング（無料）のご予約から。（スクール代表　新宅俊文）